災害に備えましょう！
6月 梅雨の時期になります。これから台風も来るでしょう。大雨や洪水、土砂災害。足が不自由な方、認知症がある方、自宅以外に避難しようにも、避難した先で長時間、過ごせるかは分かりません。自宅であれば自分の体の状態に合わせてセットしてもらった手すりなどの福祉用具があっても、公民館等の避難場所には無い可能性が高いです。段ボールベッドさえ無い地域もあるかもしれません。
川や崖が自宅の近くにある方、今まで大きな被害にあったことはないから大丈夫だろうという考えは危険です。何事も絶対はありません。もし災害にあったらを想定し、ご家族や友人、近所の方、そしてケアマネージャー等の専門職と事前に話をしておくことは大事です。どこに避難するのか、避難した先で考えられる困りごとはないか、自宅で過ごすにしても停電が続いた時はどうするか、水が出なくなったらどうするか、、など考えておきましょう。
避難する際に持っていく物・・避難セットを事前に揃えておくのもよいでしょう。やわらかい食事しか食べられない方は、レトルトの介護食もドラッグストア等のお店に売ってありますので、もしもの時の為にも購入してみてはいかがでしょうか。私が担当する方のご家族は、痰吸引や酸素療法が必要な寝たきりの親を避難所にはつれて行けないからと蓄電池を購入された方もいます。停電になっても数時間は吸引器やエアマットの電源は確保されます。数年前に比べると蓄電池の価格は一般の方でも手が届きやすい価格帯になってきていると思われます。
風水害に備え、病気や障害があっても元気で乗り越えられるようにできる限りの備えを平時からしておきましょう。
